初めましてぼぶです。
本記事では、高専専攻科のメリット・デメリットをまとめてみました。
専攻科とは
専攻科の概要
専攻科は5年間の高専教育の上にたって、さらに2年間のより高度な技術教育を行うことを目的として、1992年に初めて設置されました。
専攻科の設置により、技術開発力、問題解決能力を備え、広く産業の発展に寄与できる高度で幅広い知識を持った技術者が誕生しています。
専攻科の課程を修了し、大学評価・学位授与機構の定めた条件を満たした者は、同機構に申請して学士の学位を得ることができます。
学士を得れば、大学の学部卒業生と同じ扱いとなり、大学院に進学できます。
専攻科では、すでに企業で活躍している社会人技術者も受け入れています。
これにより、企業との共同研究も可能となります。
引用元:独立行政法人国立高等専門学校機構
メリット
- 学費が安い
- 難関大学院へ進学しやすい
- 就職活動が簡単
- 環境が変わらない
1.学費が安い
高専本科から専攻科と、高専本科から国立大学(理系)を比べると「約80万円」高専本科から専攻科へ進学した方が学費が安くなります。(私立高専を省く)
(高専本科の三年間は就学支援金(年額118,800円)が適用されるため、それを反映させると、本科の5年間の学費は901,200円となります。)
2.難関大学院へ進学しやすい
大学院への進学状況
引用元:独立行政法人国立高等専門学校機構
専攻科修了者のうち大学院への進学を希望する人は、ほぼ全員進学することができています。
また、九州大学や東北大学など難関大学の大学院へ多くの専攻科生が進学しています。
3.就職活動が簡単
ほとんどの専攻科生が学校推薦で就活をし、1、2社以内に内定をもらっています。
4.環境が変わらない
専攻科に進学すると、大半の人は研究室も変わらないため本科の延長となり、環境がほとんど変わらない人が多いでしょう。
そのため、専攻科に進学する仲の良い友人とより長く学生生活を過ごせたり、本科の時の研究をそのまま続けたりすることができます。
デメリット
- 環境が変わらない
- 大学より研究の質が低い
1.環境が変わらない
環境が変わらないというのはメリットも多い反面
- 一般的な4年制大学を知ることができない
- 嫌な先生と離れられない
- 人間関係が広がらない
- 7年間同じところにいるとだれてしまう
などのデメリットもあります。
2.大学より研究の質が低い
理系国立大学と高専の研究を比べると、やはり高専での研究の質は低くなる傾向にあると思います。
そもそも高専は、「技術者を養成する高等教育機関」であるため研究第一と考える人にとっては専攻科への進学はデメリットになるかもしれません。
最後に
本記事では、高専専攻科のメリット・デメリットをまとめてみました。
この記事が読者様の進路選択に役立つことを願っています。
本ブログでは、高専生の方に向けた情報を発信しています。
何かありましたら、本記事下部のコメントからお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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