
筆者
初めましてぼぶです。
本記事では、専攻科進学と大学編入を比較していきます。
基本的な違い
専攻科進学 | 大学編入 | |
---|---|---|
進学先 | 自高専もしくは他高専の専攻科 | 大学の3年次もしくは2年次 |
学位 | 学士(学位審査) | 学士 |
学費 | 約25万円(国立高専) | 約50~60万円(国立大学) |
研究 | 基本的に同研究室で継続 | 編入1~2年後から研究スタート |
メリット・デメリット
専攻科進学
メリット
- 学費が安い
- 難関大学院へ進学しやすい:
高専用の受験枠がある大学院も多く、進学しやすい - 就職活動が簡単:
ほとんどの専攻科生が学校推薦で就活をし、1、2社以内に内定をもらっている - 環境が変わらない:
専攻科に進学する仲の良い友人とより長く学生生活を過ごせたり、本科の時の研究をそのまま続けたりすることができる
デメリット
- 環境が変わらない:
・一般的な大学を知ることができない
・嫌な先生と離れられない
・人間関係が広がらない
・7年間同じところにいるとだれてしまう - 大学より研究の質が低い:
理系国立大学と高専の研究を比べると、高専での研究の質は低くなる傾向にある - 就職の選択肢が少ない
・専攻科を学部卒として扱ってくれない企業や、推薦のみ受け付けの企業も多い
・一般的に文系職と呼ばれる職種に就くことは難しい
大学編入
メリット
- 高専より研究の質が高い:
・研究機関であるため、高専より研究の質は高くなる傾向にある
・研究費が多かったり、企業との共同研究を盛んに行っていたりする研究室も多い - 世の中のメジャーを知れる
大多数の人が通っている大学に自分も通うことで、世の中のメジャーを知ることができる - 就職の選択肢が多くなる
デメリット
- 環境が変わる:
・新たに人間関係を構築する必要がある
・住む場所や、大学になれる必要がある - 全員が編入に寛容なわけではない
大学受験をしているわけではないので、受け入れてくれない学生・先生もいる
筆者の体験談
筆者は、専攻科に進学し、そこから大学院に進学しました。
専攻科に進学した理由は3つあります。
- 環境を変えたくなかった
・同じ研究を続けたかった
・友人も専攻科に進学する予定だった
・実家から通えるため、生活費を削減できた - 学費が安かった
- 行きたい大学院があった
専攻科からの方が行きやすい大学院であった
最後に
本記事では、専攻科進学と大学編入を比較しました。
専攻科・大学編入、どちらもよい選択肢だと思います。
「自分が何をしたいのか」「どんな環境で学びたいのか」をよく考えることが大事だと思います。

筆者
本ブログでは、高専生の方に向けた情報を発信しています。
何かありましたら、本記事下部のコメントからお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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